2008.12.17 Wednesday 10:20

レント

前から見たいと思っていたミュージカルの一つ『レント』を
ほとんど通りすがり的に、突発的に見てきました。

レントっていうタイトルがね、まず、何なんじゃ? という話で。
家賃(レント)滞納がどうたらこうたらというエピソードが最初にありつつも、

これはアレですよ。
日本人のワタシが我田引水っぽく連想するのはアレですよ。
もしも、アタシが日本語タイトルをつけるならば。


仮の宿り by 方丈記 ならぬ 「借りの宿り」 

(一神教ベースの方々にとっては、
この世は神様からの借りの宿りなのでしょうか???)

生まれ来る人、死んでいく人は、どこから来てどこへ去っていくのか。
仮の宿りのこの世で、
みんな、誰のために悩んでんのよ。何、喜んじゃっているわけよ、
みたいな(おおざっぱ)


そんなふうに、この世のアレコレから距離を置き、
「傍観者」の視点をもつマークが主人公というか、狂言回しというか。


でも、マークは、あくまで「傍観者」でいる自分を、
これまた、客観視して、
何もできない、何者でもない自分、みたいに自嘲している。

共感しますね。胸キュンですね。

森山未來くんのマークは、傍観するだけなら、せめて動こう! とばかりに
踊って、跳んで、クルリンパ。
客席にまではみ出して走り回っています。

運動神経のいい男の子って、やっぱりカッコイイネ。

胸キュンは、彼の運動神経に向けられているのかもしれません。
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2008.10.24 Friday 10:13

ミスサイゴン

先日、東宝ミュージカル『ミスサイゴン』を観てきました。

はい、こんなのもたまに観るんですよ。
その昔(また昔自慢ですみません)、
市川染五郎(現松本幸四郎)主演の『スィニートッド』初演を観て、
オシッコちびりそうになったこともあります。

列にハニャララ♪ ニャララ ラララララ♪ 
明日がニャ〜ララ♪ なんていうのも好きです。

でも、基本、大劇場ミュージカルはお高いですからね。
ミスサイゴンも観たいと思いつつ、機会がなかったのですが、
今回は、従弟がアンサンブルで出るというので、PTA気分でいってきました。

○○くんはどこにいるんだ? みたいな、人探しがメインの観劇も楽しいですね。




それはそれとして、いろいろ感想もあって。
長くなりそうなんで、一コだけ。


なんで、タムはしゃべんないの? ノーリアクションなの?

タムっていうのは、ヒロイン・キムと、
その恋人である(だった)米兵・クリスとの間に生まれた男の子なんですが。

あれじゃあ。
母は死ぬことになんのためらいもないわ。

3歳の子だったら、ちょっと母が見えないだけで「ママ、ママ」いって騒ぐし、
泣くし、笑うし、つきまとってくるし、抱きついてくるし。
その甲高い声が、仕草が、母の心と体を覆いつくすよね。
たとえ、どんな母であっても慕ってくる、
そういう子の愛が、芯までしみて、人は母になるっていうか。

離しても離してもしがみついてくる子を振り切って、
、母を必要としている、
その幼子の将来のために死ねるか。
(エンジニアがあれほど熱望している自由とチャンスのために)

そこが最大の葛藤だと思うんだけど。

あれだったら、死ねるわ。

正当防衛だとはいえ、人を一人殺している負い目もあるし。
クリスは母国で結婚しちゃってるし。

キムが死んでもいいように。
死ぬしかなかったね、と観客に納得させるように作ってあるなあと。
ここで子がどうのこうの描くと、「ヤヤコシイ」から、演出の都合上、

省略 しました 

という感じ。
子と母の絆はわかってるでしょ! 観客の皆さん、想像してね♪ 
ということなのでしょうが、ちょっ〜と、なんか、なんかでした。

あと、男女の愛よりも、親子の愛に説得力を感じる、
ベタベタ日本人女のアタシとしては、アタシがキムだったら、
自分の亡骸を抱きしめてくれるより、
息子・タムを先に抱きしめてほしいんじゃないかなあと思ってしまう。
(というか、そこを確かめてから死ぬような……ちょっと記憶が定かではないけれど、キムの死ぬタイミングって、早すぎ! だったような)


で、息子の方は、養母となるであろう女性と見つめ合うという図は、
う〜んっていう感じ。

いや、いいんだけどね。

血や因縁を越えて「家族」を築けるアメリカ人、アメリカ的風習、
自助および互助の精神というんでしょうか?
そういう部分は素晴らしいし、尊敬すべきところだと思います。

でも、そういうこととは別に、
フツーは、母の姿がなく、知らない女の人の前に立たされて、
あんなにおとなしくしてる3歳はいません。

せめて、キョロキョロするとか。
「ママはどこ?」と一言だけでも言ってほしい。

変かなあ。無理かなあ。
あの舞台に子役さんの演技が入り込む余地は……ないといえばないのかなあ。

だけど、要するに、子の幸福、子の将来を願い、描こうとしながら、
「子」があまりにも「人形」になっているので、
どうしても違和感アリアリでゴザイマシタ。






なんて文句いいつつ、泣きましたけどね。鼻の頭が真っ赤になるまで。

ああ、また、長くなってしまった。すみません。
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