2018.05.22 Tuesday 09:36

映画『クソ野郎と美しき世界』を見た その4 もう一人のゴローさん

この映画は、稲垣さんと、香取さんと、草さんが、瀕死の床で見た夢、

と解釈するとどうなるか。

 

たとえばエピソード1のゴローさん。

稲垣さんがピアニストになった夢を見た。

ベートーベンを弾きまくるゴローさん。

そりゃあ、そんな夢も見るでしょう。

ベートーベンの役を舞台で演じ切っていたわけだから。

 

でも、実はこのエピソードの真の主役はフジコ。

ゴローがあげた合図の花火を見て、ゴローのもとにひた走るフジコ。

「愛してる〜!」と叫び続けながら、

追われて、追われて、追われて、追われて。

 

いや、だから、フジコは、もう一人のゴローじゃないの?

 

何かに追われて、切迫した精神状態でいる自分、

ピアノを弾きながら、自分語りをする自分。

 

それでいうなら、

極道の妻のようなカンナも、

リケジョのスプ博士も、

文学少女のマコも、

 

全部もう一人のゴローじゃないの?

 

だったら、この3人が意味なく登場するのも、納得だし、

稲垣吾郎さんの深層心理に分け入ったようで興味深い。

 

愛してる〜と自己愛をさらけ出しつつ、

実はもっと別のところに別の形の自分もいると。

 

(すみません、稲垣さんが本当に見た夢ではないことは、わかっています)

 

では、フジコ=ゴロー(稲垣吾郎)を追いかける

大門やジョーは誰なのか?

異常な嗅覚を持つ、異形な、若頭=大門

その大門の手下、ジョーとは?

 

ま、そのあてっこゲームはともかく。

 

エピソード1は、

大門が、ピアニスト・ゴローの5本の指を叩き潰そうとして、終わるわけです。

 

5本の指が象徴するものが何かは、

映画館に足を運んだほとんどの人にとって自明。

 

もちろん、SMAPです。

 

つまり、「SMAPどうなる?」のいいところで、ゴローさんの夢は終わっているわけです。

 

はい。

 

5本の指がどうなっているかは、エピソード4で明らかになりますね。

 

続く

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2018.05.11 Friday 21:58

映画『クソ野郎と美しき世界』を見た その3 −夢四夜−

勝手な映画解釈、続きます。

 

SMAPという肉体は滅んだけれど…魂は残り、甦る。

 

魂の再生を描く映画だから、

それぞれのエピソードのイメージは、あれですね。

瀕死の床で見る夢

稲垣吾郎さん、草剛さん、香取慎吾さんが、仮死状態になって見た夢が、

3つ続き、最後は3人で同じ夢を見た、

というのが、ワタシの個人的解釈です。

だから、それぞれの役名が、

「ゴロー」「香取慎吾」になっているのでしょう。

(エピソード3は、太田監督が役名を工藤オサムにしたと報じられています。

また、映画パンフで太田監督は当初のシノプシスは「シュールだった」と語っているので、

おそらく、エピソード3も、「夢」のようなわけのわからなさがある構想だったと思われ、

役名も「ツヨシ」とかなんとかいう感じだったのでは??)

 

つまり、『クソ野郎と美しき世界』は、漱石の『夢十夜』ならぬ、夢四夜

「こんな夢を見た」ということであれば、

意味不明な人物が出てきたり、辻褄が合わないことがあって当たり前。

 

それよりも、現実のどんなことが、どんなふうに夢に出てきているのか。

 

夢占い師か、ユング派の心理学者にでもなったつもりで、

夢と現実(真実ではない)のつながりを探すことが、楽しみとなってくるわけです。

 

続く

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2018.05.10 Thursday 21:02

映画『クソ野郎と美しき世界』を見た その2 −『世界で一つだけの花』は、哀悼の歌−

映画『クソ野郎と美しき世界』を語る前に、

前提として、2016年12月26日のスマスマ最終回を振り返ります。

 

あの最終回。

SMAPとして最後になった『世界に一つだけの花』は、

真っ白な空間に花祭壇が組まれているようなセットで歌われました。

 

誰もが「お葬式」を連想したわけですが、

映画を見て確信しました。

やはり、あれはお葬式だったのだと。

 

宝塚歌劇団の退団公演・千秋楽では、ファンも本人も白い服を着て、最後の日を迎えますが。

あれも、つねづねお葬式だなと思って見ていました。

宝塚の生徒としての「生」を終える。その儀式だと。

 

SMAPも、SMAPとしての生を、あの花祭壇の前で終えた。

だから、解散日は12月31日であったけれど、

あの後、彼らは人々の前から姿を消した。

 

しかも、彼らの場合、

何者かによって、強いられて「生」を断ち切られたことは間違いありません。

 

そう思って聞く『世界に一つだけの花』は、こんなふうに聞こえてきます。

 

「死」は、無念なことではあるけれど、

一度「生」を受けて、精一杯生きた事実は永遠に残る。

人に気づかれず、認められずに終えたような「生」であっても、

もしかしたら、別の誰かを笑顔にできたこともあったかもしれない。

生きるとは、争うことなんかではない。

一つひとつの「生」が、「もともと特別なオンリーワン」であることは、普遍の理。

しゃんと胸を張って生きたから、しゃんと胸を張って生を終えよう、と。

 

ララララ♪の歌声は、死者に向けた祈りの声のようでもあり。

 

それが突然、プツンと途切れ、シーンとなる。

(この歌の最後が、異様なほど潔く音が切れて終わることは、前から不思議でした)

この瞬間こそが、「死」。

 

そう、『世界に一つだけの花』は、

死を悼む歌、棺を運ぶ人たちが歌うにふさわしい挽歌なんだと、

あの最終回以来、もやもやしていた思いが、

映画を見て確信することで吹っ切れました。

 

SMAPは死んだ。

SMAPの肉体は滅びた。

 

でも魂は、残っている。

そして、その魂は必ず甦ることを

見ている人に知らせる。

それが、『クソ野郎と美しき世界』という映画なのではないかー。

 

そんなふうに、ワタシ一人で勝手に解釈し、映画を見ながら涙してしまったり、しまったり。

 

続きます。

 

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2018.05.10 Thursday 20:26

映画『クソ野郎と美しき世界』を見た その1 

まずは映画『クソ野郎と美しき世界』について、記しておきたいと思います。

 

同じ映画を映画館で2回見るなんて、生まれて初めて。

(その昔、封切り直後に見て、数年後、2番館でまた見る、なんてことはあったかもしれませんが)

何しろ、ムビチケ4枚セットを買ってしまいましたからね。

 

事務所の映画好き女子とバセ太さんに1枚ずつ進呈し、

ワタシが2枚使いました。

 

いや、2回、見てよかった。

 

正直、1回目は、「ああ、おもしろかった」で終わっていました。

でも、数日してもう1回みたら、

自分なりの解釈が、湧き出てきて、興奮状態に?!陥ったほど。

 

どういう興奮かというと、

この映画は、どんなジャンルにも属さない、新しい形の映画なんじゃない?と思えてきたからで。

 

一番、近いのは、水道橋博士のいっていた、

「事件性のある映画」ということなのですが。

 

事件とは、もちろん、SMAPの強制解散のてんまつのことで。

SMAPが解散に追い込まれ、その後、新しい地図がスタートした。

その文脈のなかでこそ、語られるべき映画だということ。

ファンだけが楽しめるファンムービーでもなく、

といって、文脈と離れて語っても真価は理解できないというような。

 

とりあえず、ワタシは、この映画を見て、

2016年1月18日のスマスマと、12月26日のスマスマを思い起こしました。

SMAPのラスト歌唱、『世界に一つだけの花』。

あのときの彼らの姿を抜きにしては、この映画は語れないんじゃないかなと。

 

この話、長くなるので続きます。

 

 

 

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2018.05.10 Thursday 19:56

『新しい別の窓7.2時間テレビ』第2回を見た。

この間の日曜日、5月6日にAbemaTVで生配信された

『72新しい別の窓 7.2時間テレビ』。

最後のコーナーで、

噂の<人狼ゲーム>を始めて見ました、理解しました。

 

もう何年前でしょうか、フジテレビの『ボクらの時代』に

朝井リョウさん、古市憲寿さん、佐藤健さんが出演されたときに、

人狼ゲームを夜な夜なやって廃人になりかけている、というような話題が出て。

いったい、それは何だ?と思っていたのですが……。

 

って!! 違う!

この話もしたいことは、したいけれど、

もっともっと書きたい話がたまっています。

 

3月6日から、更新できていなかったワタシ。

毎年、3月から4月頭までは、最大の繁忙期で、とてつもない状況になる、

それが、今年は、いつもに増してとてつもなくなってしまい、

何も書けなかった。

 

去年見たドラマや映画の感想、まだ書き終わってないのに。

『おじゃMAP‼』最終回についても語ることがいっぱい。

草剛さんの『ニュースな街に住んでみた』も感動したのに。

『72新しい別の窓 7.2時間テレビ』の4月1日、第1回も見ましたよ。

映画『クソ野郎と美しき世界』も見ました、2回も(少ない?)、これもまた語りたいことが山盛り。

雑誌等々も順調に増えています。『GLOW』の付録、アイブロウセットは重宝してますよ。

オールフリーも伊右衛門も選んで買っていますよ。

『72時間ホンネテレビ』のDVDなんて、ライブのところをリピートし続けています。

 

ま、でも、帝国ホテルプラザのPOP UP SHOPには、どうしてもいく時間がとれなかった、残念。

あと、

BWMは買えないし、BASEに出店する予定は今のところないけれど。

 

インスタまたはツイッターを始めるまでは、あと一歩。

 

そんな感じの毎日。

 

 

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2018.03.06 Tuesday 12:58

新しい、新しい……

日曜の夜は、生まれて初めてCMを見るために、

テレビのチャンネルを合わせるということをしまして。

 

はい、『行列のできる法律相談所』(NTV)。

サントリー、オールフリーCMの特別バージョンを感慨深く…

ウソです。大笑いして拝見しました。

 

もちろん、2月12日の稲垣吾郎・香取慎吾のCM監督対決のLIVE配信は、

何をさておき、見ていたわけですが。

 

おもしろい!

スマスマ生放送の懐かしさを感じさせつつ、

テレビCMを4本作ってしまうというこの企画。

新しい!

 

圧巻はやはり、稲垣さんの風船バージョン。

涙目での「あ、あたらしい、オレ」をオチにしたコント?の素晴らしさ!

(横で長い棒を持ち、突くタイミングをうかがっている香取監督の表情といったら!)

 

 

で。

4日(日)はパラ駅伝の応援に、SMAP3人が登場。

ワタシが元をつけないのは、過去にこだわるからではなく、

新しい地図として、新しい活動をしている、このこと自体がSMAPだなあと思うからで。

コンサートも行ったことのない、お茶の間ファンにこういう気持ちを起こさせること自体が、

新しい現象だ、といえるのではないでしょうか。

 

駒沢競技場は、何度か行ったことのあるところですが。

あそこに彼らが立っているとは。

当日の動画をあれこれ見まくり。

嬉しそうに客席を見る、彼らを見るのが嬉しい。

『雨あがりのステップ』をチャリティ配信するという企画も、

本当に、新しい。

 

ワタシは、どちらかというと、旧来のものにしがみつく性質のオバサンですが、

新しい風を感じるというのは、いいものですね。

 

今日は雨あがり。

 

もう春ですね。

 

 

 

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2018.03.04 Sunday 10:12

全滅

ええ、予想どおりです。

草剛さん主演の舞台『バリーターク』。

 

会員先行抽選にはずれ、ぴあ先行抽選にはずれ、

そして今。

10時スタートのぴあ一般販売、

「ただいま、アクセスが集中しております」の表示から一歩も進むことができず、

ものの数分で「予定枚数終了」になってしまいました。

 

はい。

全滅です。

 

当日立見席が出るという話もあるので、

もしかしたら、

ダメもとで突貫するかもしれません。

 

 

 

 

 

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2018.01.28 Sunday 20:24

『イサベラ』とテレビの裏側と新しい地図

イサベラ女王の時代、ヨーロッパではまだ絶対王権が確立されていません。

 

各地の領主・貴族は、一応、王家に臣従しているものの、

自分の都合次第で敵国に味方したり、王位簒奪を狙ったりするのは当たり前。

その上、ローマ教皇・アレクサンドル6世と、その息子・チェーザレ・ボルジアが、

国同士の争いにも、王家と領主たちの争いにも権威を利用してからみ、

私利をむさぼろうとしています。

 

そうした権謀術数を、90分×39回、見せつけられて、

ワタシ、ようやく理解いたしました。

SMAPが解散に追い込まれ、香取さんや草さんの冠番組が次々と終わらせられている状況を。

 

要するに、

テレビ番組というものは、視聴者のために制作されているわけではなく、

利益を生み出す、一種の「領地」なんですね。

とくにキー局の地上波テレビ番組というものは、あがりのよい領地なものだから、

血みどろになって分捕り合う。

そしてややこしいのは、芸能事務所も広告代理店もテレビ局も、それぞれ一枚岩ではなく、

内部でも激しく争っているものだから、きれいごとでは済まないということなのでしょう。

 

大事なのは領地=「番組枠」であり、そこを分捕り合うための、視聴者には見えない戦いがすべて。

分捕った「枠」でどんな番組が制作されるかなどというのは、どうでもいい、オマケなのでしょう。

また、スポンサーにとって大事なのは、当然、CMであり、番組はCMを見てもらうためのオマケ。

 

ですから、タレント・俳優・芸人といった演者は、オマケをつくるためのコマに過ぎないと。

コマは、取り換えがきくものだし、気に食わないコマは、自陣から放逐したってなんの問題もないのでしょう。

 

だけれども、だけれども。

ワタシたち視聴者にとっては、オマケがすべて。

領地=番組枠の分捕り合いなど、どうでもいいことです。

 

ワタシにとっては、スマスマも、スマステも、おじゃMAP‼も、『ぷっ』すまも、

まだまだ見ていたい番組でした。

でも、これらの番組が終わるからこそ、新しい地図の皆さんの、新しい展開に、

ますます期待が高まってしまいます。

それが、テレビのリモコンで「地上」のボタンを押すところでなくても、全然、かまわない。

むしろ、それ以外の「新大陸」で、想像もしないような楽しいことをやってほしいと願っています。

 

 

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2018.01.10 Wednesday 20:42

SMAPと新しい地図と『イサベラ』

2016年1月18日の謝罪放送の異様さ、

解散までの報道過熱とメンバーの沈黙、ファンの方々の驚くべき行動力。

 

その間、お茶の間ファンのワタシには見えていなかった出来事の数々を知り、

(たとえば、2004年、SMAPがなぜ紅白に出場しなかったのか等々)

スマスマ最終回を視聴したことで、「SMAP」というものが、

思った以上にワタシの人生、心の中に食い込んでいたことに気づきました。

 

さらに、昨年は「新しい地図」の鮮やかな展開に息をのみ、

完全にSMAPの物語に魅せられてしまっているワタシ。

老後?の楽しみが増えたなあと思っています。

 

では、「新しい地図」は、果たして「SMAP」なのか、なんなのか。

百人百様の解釈、ご本人たちだけが抱えている真意など、

さまざまあるかと思いますが、

ワタシの中では、「SMAP(物語)」です。

そもそもSMAPというのは、たんなるグループ名ではなく、

プロジェクト名というか現象名というか、何ともたとえようのない「何か」だったのだと、

認識できたこの1、2年。

ワタシ個人としては、とりあえず、「SMAP(物語)」だと、受け止めています。

 

新しい地図は、SMAP物語の、起承転結でいえば、「転」。

大河ドラマでいえば、第36回くらいの新章スタート。

今後、彼らがどういう道をたどろうと、それはSMAP物語の「結」。

彼らの人生の続きを見ていきたいし、

見せていくつもりの彼らを、陰ながら応援できれば、幸せです。

(現段階、SMAP新章においては、遠くに引いてしまっている登場人物もいますし、

あるいは再登場でファンを喜ばせた登場人物もいますが、それぞれの方が、

今後、どんな形で物語の中で動いていくのかも楽しみです)

 

一方、そんな「物語好き」のワタシが、この冬、熱中しているのは、

海外ドラマ(スペイン)『イサベル』。

15世紀〜16世紀初頭のカスティーリアとアラゴンを主舞台に、

世界史年表に太字表記される出来事が、繰り広げられる歴史ドラマ。

『宮廷女官 若曦』のときもそうだったように、

かなり乗り遅れている話題かもしれませんが、

銀河ドラマチャンネルで放映中の『イサベル』は、今日が最終回でした。

 

これから録画を見ます。感想などはまたあらためて。

 

 

 

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2017.11.28 Tuesday 10:24

3人の歌声とSMAPの物語

72時間ホンネTVについて、書きたいと思っていたことが山ほどありながら、

多忙と怠惰で書けないでいる間に、うれしいニュースも次々とあったわけですが。

 

何はともあれ、SMAPの物語は続いているという2017年秋〜初冬でしたね。

 

森くん登場の浜松オートも、彼ら自身が選曲したという72曲ライブも、

3人でもSMAPの歌声や、稲垣吾郎さんがあふれさせた涙も、

SMAPという大河物語に神様が仕込んだ名場面。

 

この秋から冬にかけて、ワタシの胸をザワザワ、ワクワク、ドキドキさせ、

目頭を熱くさせたものは、

 

人生別離足る=さよならだけが人生だ

 

という漢詩の一句や、

 

瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ

 

という崇徳院の歌に通じる人生の深淵、そして、それを垣間見る時に湧き上がる「情動」です。

 

SMAPメンバーの人生だけでなく、周囲にいるスタッフたちの人生、

はたまた、ファンたちの人生も想像されて。

だって、たとえば、

20年なきものにされ、「われても末に…」と思い続けていた森くんファンは、

浜松オートの場面をいったいどう見たのでしょうか!

 

 

もうね。

SMAPをめぐる現在進行形の物語が、おもしろすぎて。

他のフィクションが楽しめないほど(大げさ?!)。

 

「要するに、最高にエモいっていうことね」と、うちの高2女子。

 

はい。そうです。

 

 

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